COURSE レギュラーコース

カリキュラム

看る力重視の看護教育を目指し、
平成29年4月に九州で初めて開講されたコース

カリキュラム

本校は、全ての人を平等に広く愛するナイチンゲールの精神を中心に、 臨床能力のある看護師教育に重点をおいたカリキュラム構成となっております。
実践的な看護につながる形態別看護学から、根拠をふまえた演習・実習を通して、意味のある看護教育を行います。

1.基礎分野(14単位:330h)
科学的思考の基盤(3単位:60h)
  • 人間工学
  • 情報リテラシー
  • ICT(情報倫理)
科学的思考の基盤
人間と生活・社会の理解 (11単位:270h)
  • 生物学
  • 教育学
  • 生活環境学
  • 心理学
  • 家族社会学
  • 経済学
  • 人間関係論
  • 運動生理学
  • 健康とスポーツ
  • グローバルコミュニケーション
  • 医療英語
2.専門基礎分野(24単位:510h)
人体構造と機能(5単位:135h)
  • 看護と形態機能Ⅰ(総論:感覚器・免疫・血液)
  • 看護と形態機能Ⅱ(呼吸・循環・消化器・脳、成人・老年)
  • 看護と形態機能Ⅲ(脳・腎泌尿器・骨筋・内分泌・小児)
  • 看護と形態機能Ⅳ(細胞・生殖器・内分泌・腎泌尿器 母性)
  • 看護生化学
疾病の成り立ちと回復の促進(13単位:225h)
  • 病態生理学
  • 疾病論Ⅰ(呼吸器系)
  • 疾病論Ⅱ(循環器系)
  • 疾病論Ⅲ(消化器系)
  • 疾病論Ⅳ(脳神経系)
  • 疾病論Ⅴ(感覚器系)
  • 疾病論Ⅵ(運動器系)
  • 疾病論Ⅶ(血液・免疫系)
  • 疾病論Ⅷ(内分泌系)
  • 疾病論Ⅸ(腎泌尿器系・生殖器系)
  • 薬理学
  • 栄養学
  • 微生物学
健康支援と社会保障制度(6単位:150h)
  • 健康教育論
  • 地域看護学(地域の人々の暮らしと公衆衛生)
  • 社会保障制度
  • 関係法規(医療と法律)
  • 総合医療論
3.専門分野(66単位:1785h)
基礎看護学(11単位:285h)
  • 看護学概論
  • 基礎看護学 技術Ⅰ(バイタルサイン 環境)
  • 基礎看護学 技術Ⅱ(食事・移動)
  • 基礎看護学 技術Ⅲ(清潔・感染予防)
  • 基礎看護学 技術Ⅳ(注射法)
  • 基礎看護学 フィジカルアセスメント
  • 技術演習Ⅰ
  • 技術演習Ⅱ
  • 看護過程
  • 研究
地域・在宅看護論(6単位:120h)
  • 地域・在宅看護概論Ⅰ
  • 地域・在宅看護概論Ⅱ
  • 地域・在宅看護方法論Ⅰ
  • 地域・在宅看護方法論Ⅱ
  • 地域・在宅看護方法論Ⅲ
成人看護学(3単位:60h)
  • 成人看護学概論
  • 成人期のヘルスプロモーション
領域横断(4単位:90h)
  • 成人・老年期の健康レベル別看護Ⅰ(急性期・回復期)
  • 成人・老年期の健康レベル別看護Ⅱ(慢性期・終末期)
老年看護学(3単位:60h)
  • 老年看護学概論
  • 老年期のヘルスプロモーション
老年看護学
小児看護学(3単位:75h)
  • 小児看護学概論
  • 小児期の疾病
  • 小児看護技術
領域横断(2単位:45h)
  • 小児・母性看護学 (成長発達とヘルスプロモーション)
母性看護学(3単位:75h)
  • 母性看護学概論
  • 女性生殖器・周産期の疾病
  • 母性看護技術
精神看護学(4単位:90h)
  • 精神看護学概論
  • 精神看護学方法論Ⅰ
  • 精神看護学方法論Ⅱ
看護の統合と実践(4単位:120h)
  • 看護管理
  • 国際協力と災害看護
  • 医療安全
  • 統合演習
臨地実習(23単位:765h)
  • 基礎看護学実習Ⅰ
  • 基礎看護学実習Ⅱ
  • 地域・在宅看護論実習Ⅰ
  • 地域・在宅看護論実習Ⅱ
  • 成人看護学実習Ⅰ(ヘルスプロモーション)
  • 成人看護学実習Ⅱ(急性期)
  • 成人看護学実習Ⅲ(終末期)
  • 老年看護学実習Ⅰ(ヘルスプロモーション)
  • 老年看護実習Ⅱ(回復期)
  • 老年看護実習Ⅲ(慢性期)
  • 小児看護学実習Ⅰ
  • 小児看護学実習Ⅱ
  • 母性看護学実習Ⅰ
  • 母性看護学実習Ⅱ
  • 精神看護学実習Ⅰ
  • 精神看護学実習Ⅱ
  • 看護の統合と実践実習Ⅰ(外来)
  • 看護の統合と実践実習Ⅱ(管理・複数)

演習・実習・実践教育

講義や演習で学んだ理論を用いて、臨地で看護の実践を学習します。全ての人を対象に、各専門領域での特徴を踏まえて、看護実践・看護観につなげていきます。
また、他職種の協調の中でマネジメント力を身につけたナースの基礎づくりを行います。

PBLの活用(Probrem-Based Learning:問題解決型学習)

一斉講義ではなく、主な内容を説明後、グループに別れてディスカッションし、その後発表を行うという、1コマの中で完結する講義です。
PBLの活用の講義:看護と形態機能、基礎看護学技術、看護学概論

PBLの活用
SP(Simulated Patient:模擬患者)

看護学教育に参画して性格や生い立ち、生活状況等を詳しく設定した患者になりきった模擬患者を演じて、演習に参加。(臨床指導者、卒業生等)

MEV(Medical Educational Volunteer)

現在は元気であるが、病気を患った経験がある、または、家族や友人の病気を詳しく知っており、かかった病気についての知識のある方が、コミュニケーションやフィジカルの技術演習に患者役で参加していただいています。
当校はSPやMEVのボランティアを新老人の会のメンバーが行なっております。

SP・MEV活用の講義
  • 基礎看護学技術
  • 技術演習
  • 地域・在宅看護概論
  • ヘルスプロモーション
1.基礎看護学実習(4単位:135h)
目的
  1. 対象と対象を取り巻く環境を理解し、対象とコミュニケーションを通して看護実践する基礎を養う。
  2. 看護過程を通して対象を理解し、日常生活援助技術の実践を通して看護実践能力の基礎的能力を養う。
  1. 対象の療養環境について理解することができる。
  2. 看護倫理に基づいて対象を尊重しコミュニケーションを図ることができる。
  3. 対象を通して看護過程の展開行いを実践することができる。
  4. 日常生活援助の見学を通して看護師の役割を把握することができる。
  5. 専門職業人として基本的な態度を身につけることができる。
  6. 実習を通して自己の課題を知ることができる。
2.地域・在宅看護論実習(3単位:90h)
目的
  1. 地域で暮らす人々の健康と生活を支える資源および連携の方法と看護職の役割について学ぶ。
  2. 地域で療養生活を送る対象者とその家族を理解し、彼らの望む生活を継続するための看護の基礎的能力を養う。
  1. 健康と生活を支える地域活動の場について理解できる。
  2. 保健・医療・福祉に関わる職種とその役割について理解できる。
  3. 地域包括ケアシステムにおける看護師の役割について理解できる。
  4. 居宅介護施設の機能・役割・実際を知り、利用者を地域で支えることについて理解できる。
  5. 対象者とその家族を総合的に捉え、生活を継続できるための看護の実際を理解できる。
  6. 介護保険制度の内容とケアマネジメントの実際について理解できる。
在宅看護論実習
3.成人看護学実習(3単位:105h)
目的
  1. 成人における健康の保持・増進や疾病の予防について理解しヘルスプロモーションの実際を学ぶ
  2. 地域で生活する対象の様々な健康に対する想いを知り、健康の保持・増進に向け、自らの健康をコントロールしていくための支援を学ぶ
  3. 生命危機的状況(急性期・重篤な状態、周術期)にある対象に必要な看護援助の実際を学ぶ
  4. 治療困難にある対象や終末期にある対象とその家族の全体像を理解し、人生の最終段階にある対象が、その人らしく生きるために必要な援助の基礎的能力を学ぶ
  1. 患者のセルフケアマネジメントを助け、日常生活を円滑に行うための支援の実際を学ぶ。
  2. 成人期の特徴をふまえて、身体的・精神的・社会的側面・霊的側面(スピリチュアル)が理解できる。
  3. 成人期にある対象や家族の看護上の問題を科学的根拠に基づいて判断し、看護を展開する基本的能力を身につける事が出来る。
  4. 継続看護の必要性を理解し、医療チームの連携や社会復帰への援助が理解できる。
  5. 健康の危機的状況にある人と家族が状況を理解し、状態に応じた早期回復に向けた援助の実際を理解できる。
  6. 緩和ケアを必要とする人と家族を理解し、苦痛の緩和、QOLを高めるための援助の実際を理解できる。
  7. 医療チームの一員としての看護師の役割を自覚し、円滑な人間関係を築き、責任ある行動がとれる。
4.老年看護学実習(3単位:105h)
目的
  1. 老年期にある対象の健康の特徴を理解し、各健康レベルに応じた看護を実践する基礎的能力を養う。
  2. 健康障害のある高齢者の身体的・精神的・社会的特徴を理解し、健康を回復するための援助に必要な看護の基礎的知識・技術・態度を修得する。
  3. 健康障害のある高齢者の身体的・精神的・社会的特徴を理解し、療養中の生活の質向上のための援助に必要な基礎的知識・技術・態度を修得する。
  1. 各施設の概要と環境について理解できる。
  2. 高齢者のヘルスプロモーションとその支援について理解できる。
  3. 対象の健康上の問題と強みを把握し、健康の維持・増進やその人らしい生活を支援する必要性がわかる。
  4. 対象の生活史、生きがいがその人の価値観や考えの基盤になっていることが理解できる。
  5. 健康、健康障害のある高齢者の身体的・精神的・社会的特徴を理解できる。
  6. 対象に必要な治療・処置・検査における看護師の役割が理解できる。
  7. 対象者の健康状態の維持のために必要な医療的ケア、日常生活援助における看護師の役割が理解できる。
  8. 高齢者や家族の気持ちに配慮し、尊重した態度で関わることができる。
5.小児看護学実習(2単位:75h)
目的
  1. 対象の成長発達に応じた看護の基礎的能力を養う。
  2. 健康障がいを持つ小児の成長発達に応じた看護の基礎的能力を養う。
  1. 地域で生活する乳幼児との関わりを通して、成長・発達の特徴を学ぶ。
  2. 地域で生活する小児の健康増進や疾病予防について学ぶ。
  3. 地域で子育てを行う家族への支援について学ぶ。
  4. 対象の健康障がいおよび成長・発達に応じた看護援助を学ぶ。
  5. 健康障がいが対象および家族に及ぼす影響を知る。
  6. 小児看護の多職種との連携における看護師の役割を知る。
小児看護実習
6.母性看護学実習(2単位:75h)
目的
  1. 女性のライフサイクル各期にある対象に応じた看護を実践できるための基礎的能力を養う。
  2. 妊産褥婦および新生児とその家族の特徴を理解し、対象に応じた看護が実践できる基礎的能力を養う。
  1. 女性のライフステージ各期の特徴から対象に必要な健康教育を学ぶ。
  2. 妊産褥婦および新生児の生理的な経過と必要な看護援助を学ぶ。
  3. 周産期の看護を通して、自己の母性観・父性観を深めることができる。
母性看護学実習
7.精神看護学実習(2単位:90h)
目的
  1. 地域で生活する精神に障害を持つ対象者と関わり、地域生活を継続するための社会資源や多職種との連携、看護の役割を学ぶ。
  2. 精神に障害を持つ対象を理解し、対象のニードや健康課題を明らかにし、必要な看護を実践できる基礎的能力を養う。
  1. 地域生活を継続するための社会資源と利用者の特徴と支援の実際が理解できる。
  2. 地域生活を継続するために多職種との連携の必要性や看護師の役割が理解できる。
  3. 精神障害のある人々を取り巻く環境について理解できる。
  4. 対象を生活者として把握し、必要な看護援助が理解できる。
  5. 意図的なコミュニケーションを実践し、自己洞察をするとともに治療的人間関係について理解できる。
  6. 保健医療福祉チームの一員として、看護師の役割が理解できる。
精神看護学実習
8.看護の統合と実践実習(3単位:90h)
目的 医療チームの一員として、実務に即した看護実践に主体的に取り組み、看護実践能力向上を目指す。
  1. 多職種の役割と協働の必要性から看護師の役割や責任について理解できる。
  2. 複数患者の看護援助を実践するために必要な看護を理解できる。
  3. 対象の24時間の療養生活を支える看護実践の継続性を理解できる。
看護の統合と実践実習
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